ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2012.1.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
東ビサヤでデング激減
東ビサヤ地域の2011年のデング熱発症者は855人と、前年の1万2千596人と比べ、9割以上の激減となった。死者も前年の93人から8人まで減った。10年には「最悪の地域」と呼ばれたのが、一転「最大の低減」を達成した背景には、厚生省と地元自治体が一体となったキャンペーンの成功がある。
厚生省東ビサヤ地域事務所の看護師セロさんによると、特に役立ったのは科学技術省が新たに開発した蚊取り器で、実験的に同地域の学校やバランガイ(最小行政区)で使用したところ、予想以上の結果を挙げた。ゴンザガ同事務所長は、「住民が、どうすればデング熱を減らすことができるか分かってくれたことが、一番大きい」と、喜びを隠さない。(10日、ブレティン)