ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2011.10.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法漁法の中止を宣言
ビサヤ地方イロイロ市のディフェンサー市長の呼び掛けに応じて、同市サン・ディオニシオ町の漁師30人が、違法漁法の中止を宣言した。地元では「フルボトフルボト」と呼ばれる底引き網漁法の一種に携わってきた漁師たちで、今後は「合法的な漁法で漁を行う」との主旨の宣誓書に署名し、これを町長に提出した。同市長は、これを高く評価し、他の違法漁師にも、こうした動きが広がることを望むと語った。
ディフェンサー市長によると、同市北方の漁場では、違法漁法が頻繁に行われている。同市長は、違法漁法をやめさせようと、これまでも自治体の首長や漁師たちに呼び掛けてきたが、逆にそのたびに強い反発に遭うのが実情だったようだ。(25日、ブレティン)