ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2011.7.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法鉱山が引き金に
ミンダナオ地方北ダバオ州のコンポステラ渓谷で起きた山崩れは、金採掘を行う零細業者らの違法工法が引き金だった︱︱。今年5月17日から6月13日まで現地調査を行った環境天然資源省の専門家チームがこのほど、報告書をまとめた。
チームを率いたサルビオ・ラシエルナ氏がまとめた報告書によると、山崩れが起き、犠牲者が出た同渓谷一帯は、大半が急な崖や急斜面で覆われている。鉱山業者らは、この急斜面を掘削し、金採掘に必要となる精錬作業場や宿泊小屋などを建てていた。
最寄りのコンポステラ、パンツクアン両町は、地元では「ゴールドラッシュ・タウン」と呼ばれる。報告書では、両町にも監督責任がある、とも指摘している。(21日、インクワイアラー)