ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2011.4.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
日本復興にココ肥料を
貿易産業省(DTI)ダバオ地方事務所は、地元産のココ・コイア(ココナッツ外皮繊維)やココ・ピート(ココヤシ泥炭)が、大震災に見舞われた日本の復興に役立つのではないかとして、提供方法などの検討に入った。ココ・コイアは工事用合成繊維やマットの原料になり、土壌破壊の防止、有機肥料としても役立つ。また、ココ・ピートも家畜のえさや寝床の材料、土壌添加物などに使われる。
DTI統計によると、ダバオ地方は比のココ・コイア年間生産量のほぼ4分の1にあたる7220トンを生産する。中国や日本をはじめ、台湾、香港、韓国にも輸出している。
関係者は、日本側の受け入れ体制も勘案して結論を出すとしている。 (29日、ビジネスミラー)