ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2010.11.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
貧困救済のためヤギ寄贈
セブ州ボゴ市の草地、赤いリボンを首に巻いたヤギの周りで子供たちが走り回る。米国に本部がある世界的な人道主義団体「天の恵み財団」比支部が、貧困者救済のために寄贈したヤギである。
建設労働者を夫に持つルーシーさんもヤギを贈られた1人。「夫の稼ぎだけでは、暮らしが立ちゆかない。ヤギを持てて本当に助かる」と、身重の身体をゆすった。ヤギの寄贈を受けたのは、セブ州で10家族。「選ばれて本当にうれしい」と話すマリーナさんも主婦。日頃から未就学児の娘の学費が悩みの種だった。「これで、娘も学校へ行ける。娘にしてやれることは教育だけだから」と、喜ぶ。
同支部は、比国内にとどまらず、アジア各国の貧困者救済も幅広く行っている。
(27日、ビジネスミラー)