ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 301字|2010.9.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
猛威振るうデング熱
フィリピン全土でデング熱の感染が広がっているが、その中でも最悪の状態に陥っているのがセブ州。このため同州衛生局はこのほど、州民に対しデング熱ウイルスを媒介するネッタイシマカなどの繁殖源となる水たまりの徹底除去を呼び掛けた。
同局のチュア医師は「感染者数は過去5年間で最悪で、さらに拡大する恐れがある」と警告。その上で、予防に向けたワクチンがまだない中、感染拡大を防ぐにはネッタイシマカなどを徹底的に駆除する必要があると訴えた。
デング熱ウイルスを運ぶネッタイシマカなどはきれいな水たまりで繁殖するため、同医師はこの繁殖源の除去を雨期、乾期を通じて行うよう呼び掛けた。(9日・ブレティン)