ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2010.7.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教科書不足24万冊
セブ市の教育担当者によると、新学年を迎えたセブ市内の公立小学校で約23万9千冊の教科書が不足しているという。英語、フィリピン語、数学、科学、保健など多教科で不足状態。これらの不足を補うのには7千300万ペソが必要だが、市は教科書購入に熱意を示していない。
次期副市長のヤング教育委員は不足分を購入するより参考書やワークブックを買いそろえた方がよいという。
同委員はむしろ、昨年同市がスタートさせた市図書館の所蔵図書充足計画に費用を差し向けたいとしている。「図書館の書籍は輸入品でカラー刷り、誤りがない。よほど教科書よりましだ」と同委員は指摘した。
今年の同市の小学生は10万人を超えたもよう。(28日。ブレティン)