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　５月10日の市長選に向けて激しい選挙戦が展開されているダバオ市内でこのほど、政党関係者２人が武装集団に拉致され、その後、他殺体で見つかった。これを受けてドゥテルテ同市長は４日、ダバオ市での公正選挙維持に向け、中央選挙管理委員会が同市を統制下に置くよう要請した。

　殺害されたのは男女各１人の政党関係者。アナド（政党リスト制）のキャンペーン責任者を務めていた。３月の選挙活動中、武装集団に拉致され、行方不明となった。

　２人の遺体が見つかったのは今月２日で、いずれも体に何カ所もの刺し傷があり、地元警察は他殺事件と断定、捜査している。これに対しドゥテルテ市長は「凶悪事件の発生で公正選挙が困難となった」と指摘、中央選管の介入を求めた。 （７日・サンスター）