ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2010.2.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
安定的電力供給を
ダバオ市を訪れたアロヨ大統領はエネルギー省に対し、乾期においてもミンダナオ地方の農業生産維持のため、電力の安定供給に全力を挙げるよう指示した。しかし大統領は、ミンダナオでは新設の発電所が稼働するまでは当分、断続的停電が続くとの見通しを示し、「状況が悪化しているのとは違う。複数の発電所が建設途上で、稼働までに試行期間が必要だ」と述べた。
レイエス・エネルギー長官は17日、電力情勢見極めのため、3日間の日程でミンダナオ入りした。同島ではエルニーニョによる貯水量減少で、アグス、プランギ両水力発電所の発電量が低下しているという。配電会社のデータでは、ミンダナオ地方はピーク時に約150MWの供給不足が生じているという。(18日・ビジネスワールド)