ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 305字|2009.12.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPA掃討に効果?
治安の安定化を目指す政府にとって大きな脅威のひとつが、フィリピン共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の存在だが、ネグロス島駐留の国軍幹部はこのほど、東ネグロス州内ではNPA掃討作戦が効果を上げていると報告した。
その根拠となっているのが、地域部隊を率いるNPAの指揮官クラスの相次ぐ自主的投降。これに加え、ここ数年でNPAメンバーの拘束者数も増え続けているという。同幹部はさらに、「NPA崩壊と平定は間もなく実現する」と豪語した。
これに対し、神父からNPA幹部となったフェルナンデス隊長は、「民意を得ようとして、国軍は誇大な発表をしている」と述べ、NPA弱体化説を否定している。(9日・サンスター)