ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 306字|2009.5.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
神戸牛用飼料を輸出
ミンダナオ地方に拠点を置く米系食品会社、ドール・フィリピンが、製品加工後に出るパイナップルの皮を乾燥させて家畜用飼料を作り、日本に輸出する事業を進めている。
同社によると、飼料は高級牛肉の代名詞でもある「神戸牛」用とされる。同社はジェネラルサントス市内に一千五百万ペソをかけて乾燥装置二基を建設した。飼料一トンの製造にかかる費用は二百五十ペソと安価。月産三百九十トンの製造量力があり、同社はパイナップルの二次利用に大きな期待を寄せている。
ドールはミンダナオ地方に自前のパイナップル農園など計一万三千八百へクタールを持ち、パイナップル缶詰を製造、欧米、アジア、中東に輸出している。(12日・サンスター)