ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2009.1.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イメージ悪化に懸念
比最大規模のマグロ水揚げ量で知られるジェネラルサントス港で今、冷凍施設の増設、拡張計画が進んでいるが、政府側とイスラム系反政府勢力との武力衝突激化による情勢不安から、同計画への参入取り消しが相次いでいる。
同港開発公社の関係者によると、首都圏の企業はこのほど、同港での冷凍施設新設事業の取り消しを伝えてきた。最大の理由はミンダナオ島南部で深刻化する情勢不安という。同関係者は「戦闘報道が同市のイメージを悪化させている」との憂慮を示す一方、衝突がジェネラルサントス市から遠く離れた州で起きており、同市は平穏と不安解消に懸命だ。
同港は貯蔵量計五万トンの冷凍施設を持つが、同規模を二倍にする計画が進んでいる。(20日・サンスター)