ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2008.12.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
丸坊主で抗議
カガヤンデオロ市の控訴裁そばでダバオの農民二人が頭を丸刈りにして抗議活動を行った。二人はブキドノン州スミラオ町の先住民族ヒガオノンの農民。農地解放を叫んで首都圏の大統領府まで徒歩でデモ行進したグループの一員。
バナナ農園の農薬空中散布が住民の生活や環境を破壊するとしてダバオ市は空中散布禁止条例を出している。これに対し農園側とバナナ輸出組合が法廷闘争に持ち込んだ。下級審が禁止条例を支持したため係争は控訴裁に。控訴裁はとりあえず条例の差し止め命令を出した。怒った農民たちが控訴裁そばに集結、座り込みを続けている。抗議行動は既に十一日を経過。農民二人が丸坊主になって強い姿勢を示した。(23日・インクワイアラー)