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　セブ島南方のシキホール州が二十一日、フィリピンで初の「狂犬病撲滅達成州」に指定された。同州では一九九七年以降、狂犬病患者が出ておらず、さらに、州政府による各種の狂犬病対策が効果を上げていることが評価された。

　厚生、農務両省は同指定に当たり①自治体が狂犬病撲滅・防止対策を積極推進②同撲滅・防止に向けた効果的な対応策実施︱︱の二点を基準としており、シキホール州が同条件に合致していると認めた。

　同州は現在、外島から同島に入る犬、猫を中心に狂犬病予防注射の有無を厳しく確認しているほか、島内の犬への予防注射実施を進め、狂犬病ゼロを維持している。比政府は二〇二〇年までに、全国での狂犬病撲滅達成を目指している。（21日・ブレティン）