ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2008.5.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
初のミンダナオ出身
十二日、第三十八代国軍参謀総長に就任したアレキサンデル・ヤノ陸軍中将はミンダナオ地方が初めて生んだ国軍トップ。イスラム教徒自治区(ARMM)のアンパトゥアン知事は首都圏での就任式に出席して、「モロ・イスラム解放戦線(MILF)との停戦維持によりよい展望が開けた」と喜びを表明した。
ヤノ将軍は北サンボアンガ州サンダンガン町出身で両親は教師。セブ州の技術系大学から国軍士官学校(PMA)に転じた第七十六期卒業生である。軍歴もミンダナオ駐在が多く、二〇〇一年に起きたミスアリ・モロ民族解放戦線(MNLF)議長のスルー州反乱事件でも活躍した。さし当たり八月に予定されるARMM選挙での治安維持に期待が寄せられている。(13日・ブレティンなど)