ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2008.5.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MNLF憲章
モロ民族解放戦線(MNLF)の新議長に就任したセマ・コタバト市長がスルー州で国軍と戦闘を繰り返すハビエル・マリク、カイド・アジブン両分派指導者との和解と再統合を果たすかどうかに注目が集まっている。両グループはイスラム過激派、アブサヤフをひ護しているとみなされている。
MNLFはこのほど、サンボアンガ市で開催された第一回バンサモロ議会で「憲章」を満場一致で採択した。セマ議長は就任後、あらためて武力闘争は過去のものだと強調、分派集団に対して、MNLF憲章を守って復帰するよう呼び掛けていた。同議長によると、MNLFの現有勢力は約三万人で、うち七千五百人が国軍と国家警察に編入されているという。(14日・スター)