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2月18日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 602字|2008.2.18|社会 (society)|ハロハロ ]

 毎日、楽しみに読んでいるインドネシア関係サイトに最近、「新婚のインドネシア人夫妻は足立区が好き」との話題を見つけ、心を躍らせた。東京都足立区は私の実家がある葛飾区に隣接する。そこで、話題の提供源に同夫妻との連絡方法を問い合わせた。待つこと四日間。待望の電話が彼らから入った。

 「今晩は。私はディンダと申します」︱︱。女性の流暢な日本語にびっくり。実家から約十分の近距離に住むと聞いて二度びっくり。こんな近くにインドネシアからの新婚さんが住んでいた。「トウダイ下暗し」とはこのこと。「灯台」ではなく「トウダイ」と記したのには訳がある。夫のジョコさんは国費留学生で、現在、「東大」都市環境工学博士課程で勉強中。彼によると、両区内を走る地下鉄千代田線、JR常磐線の沿線には、東大で学ぶインドネシア人留学生が多く住むという。確かに東大の本校は本郷で千代田線根津駅に近く、常磐線沿線の柏市には「東大柏キャンパス」もある。

 生物体からガス燃料を作る研究に取り組み、柏キャンパスでも学ぶジョコさんにとり、同沿線は至極便利で、しかも「足立区は物価が安い」と言う。二年前に来日したジョコさんの日本語はもう一歩だが、慶大卒業後、日系企業で働く妻、ディンダさんの日本語は完ぺき。三十代前後の若いカップルが日本の生活になじみ、勉強に励んでいる様子に元気をもらい、近々、会うことを約して電話を切った。 (道)

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