ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2007.11.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
救済令状の請求棄却
ダバオ地裁のロビリオ裁判官は十四日、息子が国軍、国家警察に誘拐されたとして母親(47)が救済令状(アンパロ)を請求した裁判で、請求を棄却する判決を下した。「請求事犯は決着済みで、これ以上の法的手続きは必要ない」という判断が示された。
請求したのは十月七日に息子を軍、警察に拉致されたとする母親。十四日に行われた予備尋問で、同裁判官は、息子が自主的に国軍将校に同行したと供述したことを判断の根拠として指摘した。
息子は比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)のメンバーだったが、国軍の「投降勧誘ダバオ・タスクフォース」に助力を求めて、自主的に投降したと述べた。現在も軍の保護下にとどまることを望んでいるという。(21日・スター)