ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 329字|2007.8.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
南ダバオ州も禁止へ
ダバオ市が条例でバナナ園での空中からの農薬散布を禁止したのに続いて、カガス南ダバオ州知事がこのほど、州都ディゴス市始めサンタクルス、ギヒン、パダダ、マリタ、ホセ・アバド・サントスなど海辺市町の水源地が農薬に汚染されていると批判、元凶とみられる空中散布を禁止する意向を表明した。同州のキャベンディッシュ種のバナナ園は全部で五千ヘクタール弱だが、ミンダナオ・マンゴーの主産地としても知られ、カパタガンバレー地方ではダバオ市を消費地とする近郊野菜栽培も盛んだ。
防虫剤は、バナナ用の毒性の比較的弱い「グリーンマーク」とコメ、トウモロコシ、野菜、果樹用の「赤マーク」に分かれる。同州での農薬禁止がいつ発令されるかは未発表。 (14日・ブレティン)