ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2007.4.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
幽霊学校が500校
イスラム教徒自治区(ARMM)政府のアコイモ首席報道官はこのほど、法務部による公立学校実態調査の結果、自治区内に実体のない学校が少なくとも五百校も登録されていたことを明らかにした。
「違反事態は信じられないほど多い。幽霊学校に幽霊教員。一枚の辞令で五人の教師が雇われていた例もある」と、アコイモ報道官もあきれた様子。過去数年間のうちに教員を雇用する権限を与えられた教育担当の幹部が幽霊教員を何人も任命するようになったという。現場の教師たちから不正についての訴えが出ていたのに、これまでの自治区政府の高官たちは調査を面倒がって見逃していたようだ。アンパトゥアン知事は「汚職は絶対に許さない」とあらためて決意表明した。(24日・ブレティン)