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　国家捜査局（ＮＢＩ）南ミンダナオ支局はこのほど、四十歳台の比人男性二人を通貨偽造・同行使容疑で逮捕するとともに偽百ドル札、三千三百八十万ドル分、印刷機器、未裁断の偽札などを押収した。調べによると、主犯の男(49)はダバオ市ケソン通り沿いに印刷所を持ち、共犯(46)はその従業員だった。しかし、共犯の男性は今年六月にもジェネラルサントス市で同じ容疑で逮捕されたが、その時は保釈金一万六千ペソを出す人がいて自由の身になっていた。保釈金提供者については最初、牧師と言った後、元陸軍少佐、ＮＢＩ関係者などと目まぐるしく供述内容を変えているという。

　捜査当局は二人の背後には大掛かりな偽札シンジケートが存在するとみている。（２日・スター）