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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 313字|2006.8.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

大揺れのカトリック界

 セブ州のカトリック界は相次ぐ聖職者のスキャンダルで大揺れの様相を深めている。

 セブ島の南端、サンタンデル町の神父が教会の住み込み助手を務める少年十七人から殴られたり、性的にいたずらされたと訴えられたのが始まり。信徒たちは教会のミサに列席を拒否した。

 ビダル・セブ管区大司教はこの神父を離任させるとともに、全聖職者に事実調査が終わるまで一切の発言を控えるよう指令する事態となった。

 ところが、セブ市に近いパルド町でも、神父と教会職員の排斥運動が起きた。二人は勝手に教会墓地の使用料を五年ごとに徴収していたが、その使途が不明なまま。このほど、信徒千人以上が真相究明の祈とう集会を開いて、不信の声を上げた。(12日・スター)

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