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7月31日のまにら新聞から

独自性を鮮明に出せ

[ 644字|2006.7.31|社会 (society)|新聞論調 ]

上院新議長への期待

 我々はビリヤール新上院議長が就任した上院に大きな期待を寄せている。

 まず、上院が立法行政開発諮問会議(LEDAC)に依存することなく、独自の立法計画を打ち出すことから手を着けてほしい。LEDACは上院が代表しているが、その政策は常に大統領府の意向を最優先している。確かに、大統領府の優位性は重要かもしれないが、上院は立法府としての責任を果たさねばならない。上院は国家そして国民の利益を優先し、独自の考えを示す必要がある。そうした積極性を見せれば、大統領府や下院も上院の立場をより具体的に理解できるだろう。

 また、上院は大統領になるための訓練の場だと言われている。そうではないと言うのなら、上院議員は自分たちを「二十四(人)の共和国」と誇らしげに表現してはならない。新議長が率いる上院は今、消滅の危機にある。上院議員の政治手腕や指導力、議員の質が落ちているとよく言われ、議院内閣制への移行を急ぐ政治家たちが上院の廃止を誓っている。

 国民の尊敬を得たいのなら独立性を保ち、賛否を明確にし、高尚な論争を行い、しっかりと方針を示し、そして正しい姿勢で政治に取り組まねばならない。

 上院の優先的役割は、国民の利益を第一に考え、憲法を擁護し、閣僚に集中する権力に対抗し、民主的機能を発展させ、両院制度の利点を強調することだ。また、優先開発補助金や政治家の不必要な海外旅行への姿勢を明確にさせ、同時に委員会や両院協議会への出席を重視する立場を示すよう上院に願ってやまない。(27日・タイムズ)

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