ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2006.6.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボラカイ島売ります
国際的観光地のボラカイ島は従来、全島が政府管理地だったが、アロヨ大統領は五月、大統領令第一〇六四号に署名、島の約六〇%の私有を認めた。残り四〇%は保全林、保護地区、沼沢地など。
これまで島のリゾート、ホテル、レストランの所有者は政府から借地する形で観光開発してきたが、今後は所有が認められる。しかし、観光施設所有者の団体、「ボラカイ基金」は大統領令に大反対。「自分たちが長年、投資して価値を高めてきた土地をどうして高い価格で買わなければいけないのか」と主張している。ボラカイ島の不動産評価は観光客の増加とともに上昇する一方。有名なホワイトビーチは一平方メートル当たり二万五千から三万ペソするという。(21日・インクワイアラー)