ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2006.6.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
民兵中隊を創設へ
ミンダナオ島北部、北アグサン州ブトゥアン市に民兵組織、「市民武装軍地域チーム」(CAFGU)が誕生することになった。デモクリート市長が議長を務める市公安委員会と国軍第四〇二歩兵旅団が合意、市が国軍に対して百万ペソを支出する。軍は比共産党の軍事組織、新人民軍(NPA)の攻撃から地域住民を守る一個民兵中隊を募集、訓練し、主として市周辺部に配置する。市議会の承認が済み次第、創設の運びとなる。
同市では最近、ブグスカン、ロスアンヘルスの両バランガイ(最小行政区)でNPAとの交戦が起きたばかり。加えて市内の華人系など複数の建設会社がNPAに「革命税」を支払うのを拒否したためか、土木機械に対する放火事件が続発しているという。(3日・ブレティン)