ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2005.10.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
身代わりの悲劇
北コタバト州ピキット町の草地でこのほど、村民が銃創と刺し傷だらけの男性二人の惨殺死体を発見した。国家警察の調べでは、被害者はスルタンクダラット州のアルベルト・アルクラルさんと友人ケダン・リムさんで、営利誘拐団ペンタゴンに捕らわれていた。
ペンタゴン構成員とされるロベルト・カマルディンらは八月二十三日、同市の銀行員、デビナ・アルクラルさんの三歳の息子を誘拐したが、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の努力で十月上旬、解放された。
祖父のアルベルトさんら二人は孫の解放のために交渉していたが、孫の身代わりに拉致されたまま行方不明になっていた。身代金が払われなかったので殺されたらしい。 (18日・インクワイアラー)