ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2005.10.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
渡り鳥を警戒
ミンダナオ地方の専門家は、インドネシアからの渡り鳥が鳥インフルエンザを運んでくるのではないかと警戒している。
特に監視の対象になっているのは中部のスルタンクダラット、北コタバト、マギンダナオの三州にまたがる広大なリグアサン湿地。長さ四十キロ、幅三十キロにおよぶ広大な湿地は鳥類の宝庫だ。
北コタバト州庁の動物医、エンリコ・ガルソンさんは「鳥がインドネシアなどアジアの他の国々からウイルスを運んで来るかもしれない。警戒を怠らない」と語った。
北からの渡り鳥は七月末ごろから比に飛来する。サギ、シギ、アジサシ、チドリなど七十七種類。うち六二%がセブ州オランゴ島に立ち寄るという。三月には北へ帰る。(7日・インクワイアラー)