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8月22日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 487字|2005.8.22|社会 (society)|ハロハロ ]

 アツーイ! 四年ぶりに日本のうだるような夏を体感している。気温はマニラ首都圏の夏の方が高いが、湿気が違う。東京都心から三十五キロ、利根川河畔の守谷市に住んでいるから、東京よりはまだ、しのぎいいだろう。とはいえ真夏日、日中の風は熱風である。日陰にいても汗が滴り落ちる。

 「マニラとどちらが暑い?」暑い,暑いと連発するので、友人たちはそう聞く。ウーン、マニラより暑い! 先日、歯医者に行くため炎暑の中を上京した。JR常磐線北柏駅ホーム、熱風が絶え間なく吹きつけてきてくらくらする。イラン南部バンダルシャプールを訪れたときのような、熱砂の中をさまよう錯覚にとらわれた。

 日本家屋は伝統的に冬より夏の暑さに対応できるように造られていた。しかし、近代住宅は通気より気密性、個室化を促進した。だから冷房機器をつけざるをえない仕掛けになっている。むしろ昼間は空調設備、効果とも十分のオフィスにいる方が快適ではないか。消夏の点では会社勤めも悪くないと、今にして思う。とはいえ、今年はビル制限温度の「28度」を実施する企業が多いとか。そうなるとクールビズでもやはり暑いか。(紀)

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