ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 303字|2002.11.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
小規模業者は競争力を
フィリピンのバナナ産業協議会総会がダバオで開かれ、小規模農園は競争力ある農業経営を目指すことを決議して二十日、終了した。
ロメオ・セラ会長は「競争力をつけるため、小規模農園は組織化を進めて政府や民間の財政、技術援助の有効利用を図らなければならない」と述べた。同会長によると、フィリピンはアジアで最大のバナナ作付け面積を持ち、約三十万ヘクタールで約四百万トンを生産している。うち二〇%が多国籍企業によるキャベンディッシュ種の栽培に充てられ、技術革新で生産性を上げているという。
一方、小規模農園はカルダバなど在来種を生産しているが、共同経営・作業などで生産能力向上が必要という。(21日・ブリティン)