ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2002.11.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
条例違反者用の法廷を
今月から強化された総合禁煙条例を受けてダバオ市議会は、同条例の違反者を扱う特別法廷の設置を最高裁に申し入れるかどうかを検討している。施行開始から一週間で逮捕者は二百人に上り、今後もさらに増加すると見込まれることから、ダバオ地裁での法廷手続きが手間取ると予想されるため。
条例の立案者であるミリタール市議は「年内に条例違反者は千人を超すかもしれない。一日四時間だけの特別法廷でも十分だ」と話している。
一方、「路上は公共の場所か」という禁煙場所の指定をめぐり混乱が生じている。市役所法務課がこのほど、「路上は条例で禁煙場所に含まれておらず喫煙は許される」と発言。同市議らはこれに反発している。(18日・ミンダナオタイムス)