ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2002.11.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ラマダン中の爆竹禁止
イスラム教のラマダン(断食月)入りに伴い、ミンダナオ島コタバト市当局は五日から爆竹や花火類の販売を禁止した。コタバト署は先月末から取り締まりを開始し、花火や爆竹を押収している。
イスラム最大派、モロ民族解放戦線の幹部は「過激な花火は神聖なラマダンの雰囲気を壊すことになる」と述べ、市による禁止を歓迎している。 コタバト署によると、多くの人が礼拝に訪れるモスク付近の警戒を強化するため、バイクによる警らを始めたという。
陸軍の第六歩兵部隊によると、中部ミンダナオにある国軍基地内の礼拝所を市民に開放。イスラム急進派のモロ・イスラム解放戦線のメンバーでも銃器を所持していなければ礼拝を許可するという。(5日・インクワイアラー)