ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 328字|2002.9.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミ島に米ODA4千万ドル
米国国際開発庁はこのほど、前年比一・五倍の総額七千四百万ドルの政府開発援助(ODA)をフィリピンに供与することを明らかにした。ミンダナオ地方には約半分の四千百万ドルを供与、前年比約二倍となった。このうちイスラム教徒自治区(ARMM)には二千万ドルを配分する。
同庁幹部は「ミンダナオは投資不足ゆえ貧困であり、投資不足は治安情勢の不安定に基づく」との認識を示し、闘争の根源となる貧困対策を重点的に支援する方針だ。また、「比米合同軍事演習の実施により供与額を倍増したわけではない」と付け加えた。
支援事業の骨子は①経済成長とガバナンス(統治)②闘争解決③家族計画、母子の健康、エイズ、感染症対策④環境エネルギー——の四点。(26日・ビジネスワールド)