ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2002.8.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
伝染病増に注意呼び掛け
保健省地方伝染病監視局の中部ビサヤ事務所は二十一日、同地方での伝染病による死亡率が昨年の一%に比べ二・三%に上昇していると発表、保健所や自治体に予防策を講じるよう呼び掛けた。
同所長によると、当局に届け出の必要な伝染病感染者の数は、昨年一月︱八月の八ヵ月間で二千七百十七件あったのに対し、今年同期では五四%減の千二百四十八件だったという。また、今年のデング熱の発生件数は昨年より減少しているが、死亡者は増えているという。
同所長は死亡率の上昇を食い止めるために、発症者は早期に診断を受けるとともに、地元住民も伝染病に感染しないよう注意するよう求めた。同局はデング熱、コレラ、肝炎、マラリアなどを監視している。(22日・ブリティン)