ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2002.7.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミ島への食肉販売に反対
ミンダナオ地方の大手食肉加工業者が、現在、ルソン、ビサヤ両地方で生産されている食肉販売の禁止令解除に反対している。農務省は今年一月、「口蹄疫に感染していない」と国際機関に承認されたミンダナオ地方を保護するため、ルソン、ビサヤ両地方産の食肉をミンダナオ地方で販売することを禁止した。
これに対し、マニラに拠点を置く食肉加工協会は、同省畜産局を通じてミンダナオ地方での食肉不足を理由に解除を申し入れている。
大手食肉加工業者は両地方産の食肉を入れれば、①口蹄疫感染が広がる②ミンダナオ産加工肉の国際市場進出計画が失敗する——と危ぐ、解除に反発している。ミンダナオ地方では大小二十業者が月二万トンを生産している。(4日・ビジネスワールド)