ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 295字|2002.5.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
覚せい剤より大麻
国家警察北部ビサヤ地方本部の麻薬取締隊はこのほど、同地方で覚せい剤に代わって乾燥大麻(マリファナ)使用者が増加していることを明らかにした。
同地方のビアゾン警視正によると、同本部では昨年、覚せい剤千六百十グラム、マリファナ五百九十六グラムを押収した。だが、今年一月から三月までの押収量は、覚せい剤二百五十四グラムに対し、マリファナ四千九百五十七グラムに達しているという。
覚せい剤はセブ州や西ネグロス州で製造され、マリファナは北部ルソン地方やミンダナオ地方南西部スルー諸島で生産されているという。取り締まりが強化されたため、密売人が覚せい剤の取り扱いを控えたことが原因とみられている。