ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2002.3.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
野菜の生産量減少
農務省主催の第一回南部ミンダナオ地方野菜会議でモンテマヨール農務長官は、「国内の野菜産業は大きな可能性を秘めているものの十分開発されていない」との見方を示した。この五年間でトマトを除くほとんどの野菜の生産量は減少しているという。その理由として同省は「フィリピン人の野菜摂取量がアジアで最も少なく。年平均三十六キロである」と指摘。最も多い中国は同百七十七キロ。
野菜産業を発展させるため、①農家向けの高品質種子の生産と配給②商品価値の高い作物の生産、加工と流通のための新技術導入——を優先プロジェクトに挙げた。
同長官は「国内外で健康や栄養価に対する意識が高まっているため野菜産業の将来は明るいと確信している」と話した。 (7日・サンスター)