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公共事業の実施可能性や投資実効性を審査する閣僚らで構成する諮問機関、投資調整委員会（ＩＣＣ）の作業部会はこのほど、ビサヤ地方の貨物や旅客の海運による移送をより迅速にするため、フェーリー網整備事業（第１期工事）案を承認した。今後、ＩＣＣの本会議と経済開発庁に諮られた後、大統領の認可を得る。同事業の総事業費は28億ペソと見積もられ、日本の円借款が充てられる予定。ルソン島ビコール地方とビサヤ諸島、さらにミンダナオ島をつなぐ７航路に高速フェリーを導入するほか、効率的な貨物の積み卸し作業が行えるよう各港湾施設を整備する事業で、比政府も緊要度の高い事業として早期実施を目指している。