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[ 328字|2001.4.10|社会 (society)|econoTREND ]

□外国金融機関、比のGDP成長率を2%以下と予測

米国の投資銀行、ゴールドマン・サッシュと香港上海銀行(HSBC)はこのほど、フィリピンの2001年度の国内総生産(GDP)の伸び率をそれぞれ1.7%と2%と予想している。いずれも米国や日本などの景気低迷による輸出の伸び悩みと、税収不足などで国庫歳入が十分に確保できないことを要因に挙げている。ゴールドマン・サッシュは、今年1月期の比情報技術(IT)産業に対する米国からの投資が著しく減少しており、また歳入の伸び悩みにより、財政赤字の目標率達成は困難と予想している。また、HSBCは、比政府が今年度の輸出成長率を当初の8.7%から4%に下方修正、また、昨年12月期の輸出額が対前年度比15.7%と大幅に落ち込んでいることなどから、輸出の低成長を懸念している。

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