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世界銀行はこのほど、フィリピン政府に対する金融部門改革支援金（総額３億ドル）の残り２億ドル分の融資供与期限を2001年６月からさらに１年延期する可能性を示唆した。同行はこれまでに、融資条件として①フィリピン・ナショナル・バンクの完全自由化とその再建②マクロ経済指標の目標達成③新中央銀行法やフィリピン預金保険機構の条項改正──などを提示してきた。日本の国際協力銀行（ＪＢＩＣ）も同改革支援金に関連して別に３億ドルの融資を決定しており、その１期分として１億ドルの融資が行われたばかり。