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[ 324字|2001.2.20|社会 (society)|econoTREND ]
□アヤラ・コープが純所得38%減
フィリピンを代表する複合企業の一つアヤラ・コープは、2000年度の連結決算で純所得が前年度比38%減の31億5,000万ペソと大幅に減少したと発表した。傘下主要企業のうち、不動産部門のアヤラ・ランド社と中核銀行のバンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ(BPI)がそれぞれ大幅に減収、減益となったのが要因。アヤラ・ランド社は、不動産部門の需要の冷え込みで純収入は18億ペソと前年度比29%減。また、BPIは、金利収入の減少に加え、ファー・イースト・バンクの吸収合併に伴う経費負担により、純益が30億5,000万ペソと前年度比35%減少した。しかし、傘下のグローブ・テレコム社(携帯電話部門)とピュア・フーズ社(食品部門)はいずれも増益となっている。