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[ 334字|2001.2.13|社会 (society)|econoTREND ]
□エクイタブルPCI銀行が外資へ株式売却か
国内銀行第3位のエクイタブルPCI銀行は今年3月をめどに自社株式を外国資本に売却することを検討している。ブエナベントゥーラ中央銀行総裁によると、メトロバンクとバンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ(BPI)などの国内最大手銀行に加え、外国銀行も株式の購入に興味を示しているという。しかし、同総裁は外国銀行の名前を明らかにしておらず、メトロバンクやBPIも筆頭株主になる計画はないもよう。エクイタブルPCI銀行はエストラダ前大統領の不正蓄財の預金先として弾劾裁判で注目されたため、預金解約が相次ぎ、裁判進行中に300ー400億ペソを損失したといわれている。しかし同銀行の筆頭株主であるゴー財閥は、政権交代で銀行の悪印象も薄れたと判断、30%の株式を保持する考えという。