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[ 239字|2001.1.16|社会 (society)|econoTREND ]
□政府、サンミゲル株27%の凍結解除を断念
政府は、サンミゲル株27%の凍結解除を断念した。主な理由は、①所有権の所在が不明②ココナツ産業関連団体の一部が解除に反対──など。この株式は、マルコス元大統領がココナツ農家から徴収した「ココナツ基金」を元大統領の政商で、現在、サンミゲル社会長兼最高経営責任者のエドゥアルド・コファンコ氏が運用、購入したとされる同社株47%の一部。政府は、凍結解除後に27%の株式を売却(希望売却価格10億ドル)するか、もしくはこの株式への変換が可能な国債(10億ドル相当)を発行する予定だった。