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[ 301字|2000.10.28|社会 (society)|econoTREND ]
□化学肥料公社株の落札価格が政府希望を大幅に下回る
政府は25日、保有する化学肥料公社の株式45%を売却するため入札を実施、アルバレツ一族所有の投資会社デルフィ・ホールディングス社が25億ペソで落札した。政府は当初、同公社の売却希望価格を42億ペソに設定していた。その後、①国内外で化学肥料が供給過剰に陥っている②最大の輸出市場であるベトナムで化学肥料製造工場が建設されることになった——など、同公社が困難な状況に直面していることを考慮し、33億6,000万ペソに引き下げていた。しかし、落札価格は値引き後の売却希望価格を大幅に下回った。同公社の株式購入に、日商岩井なども関心を示していたが、応札したはデルフィとラパンデイ・ホールデイングス社だけだった。