econoTREND
[ 239字|2000.6.15|社会 (society)|econoTREND ]
□マグロ缶製造最大手が経営難
マグロの缶詰製造・輸出最大手ファースト・ドミニオン・プライム・ホールディングス社は、20億ペソの負債を抱え経営難に陥っている。1997年7月に実施されたペソの対ドルレート実質切り下げの影響で、ドル建ての負債額が増大し、返済が困難になったことが要因とされる。今後、外部資金を調達して経営の再建を図るため、自社保有の株式を売却するもよう。東南アジア第2の規模を誇る同社は、最盛期には国内で生産されるマグロ缶の42%を手掛け、米国や日本、欧州、中東、アフリカ、南米各国へ輸出していた。