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[ 262字|2000.6.10|社会 (society)|econoTREND ]
□豪州牛の輸入を年率20%カット
政府は、今後5年間にわたりオーストラリアからの食牛の輸入量を各年20%ずつ削減する方針を固めた。これは、オーストラリアがフィリピン産バナナとパイナップルの輸入を拒否していることに対する制裁措置。オーストラリアはフィリピンにとって最大の食牛輸入元。1999年度には25万頭を輸入したが、同措置の実施によって2000年度は20万頭に減少することになる。同省は、ニュージーランドと米国から種牛を輸入、国内の牛育成産業の強化を図るとともにチリやウルグアイ、エクアドル、さらには中国からも牛を輸入することにより、減少分を補いたい考え。