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[ 305字|2000.2.15|社会 (society)|econoTREND ]
□物品税導入で高級SUVの組立、輸入中止
国内の自動車組立各社は、「パジェロ」など4輪駆動の高級スポーツ仕様車(SUV)の組み立て、および完成車の輸入中止を余儀なくされている。これは、今年2月にSUVに対し、50—100%の物品税が導入された結果、車両価格が最大60%も跳ね上がったため。価格高騰による販売台数減を見越し、各社とも新税導入前に在庫を売り切ったもよう。市場からSUVが姿を消すと、新税のみならず従来からSUVに課税されていた付加価値税(VAT)などの税収が途絶えることになる。関係者は、「新税導入は歳入増につながらず、逆に歳入減を招く」と批判している。1999年度(1—12月期)のSUV販売台数は対前年比130%増の4,408台だった。