初の3カ国協議に向け議論 首都圏で第6回比日海洋協議
比日の外交・国防・沿岸警備担当者が集まり海洋協議を開催。最近の状況について意見交換
フィリピンと日本両国の外務省、防衛・国防省、海上保安庁・比沿岸警備隊(PCG)の担当者が海洋協力を議論する第6回の比日海洋協議が3日、首都圏で開かれた。両国は、最近の海洋状況について意見交換を行うとともに、防衛当局間や海上保安機関間の協力・交流、海洋状況把握(MDA)や海上法執行能力強化の進展を確認。今回の議論を基礎として、今月東京で初めて開催される比日米3カ国海洋協議で、さらなる連携強化を議論することを確認した。
初となる比日米海洋協議は、先月の先進7カ国(G7)外相会議に合わせてマナロ外相と岩屋毅外相が会談した際に、12月に日本で初開催する方針を申し合わせていた。
今回の比日協議には、日本からは宮本新吾外務省南部アジア部参事官、内閣府総合海洋政策推進事務局、防衛省及び海上保安庁の担当者も出席。比からはアルフェレス外務省海洋局長、国防省、比沿岸警備隊(PCG)の担当者が出席した。
比日海洋会議は2009年の比日共同宣言に基づき、第1回は11年に東京で開かれた。(竹下友章)