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3月16日のまにら新聞から

ボンボン氏支持が圧倒的 2月のパルスアジア調査

[ 1156字|2022.3.16|政治 (politics) ]

2月のパルスアジア調査で大統領選ではボンボン氏が60%と過半数を超える圧倒的な支持を獲得

 民間世論調査会社パルスアジアは14日、大統領選など5月9日に予定されている統一選での投票先を問う支持率調査(2月実施)結果を発表した。それによると、大統領候補のボンボン・マルコス元上院議員が60%と依然圧倒的な支持を集め、すべての地域・社会階層において他候補の追随を許さなかった。副大統領候補ではダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長が53%の支持を得て、全階層でやはり圧倒的な強さを見せつけた。

 ボンボン氏に続いたのはロブレド副大統領で15%。次いでマニラ市のイスコ・モレノ市長10%、マニー・パッキャオ上院議員8%、ラクソン上院議員2%だった。「もしあなたの選んだ候補者が立候補を取り止めた場合、次に投票するのは誰」との問いではモレノ市長が26%を獲得。パッキャオ議員13%、ロブレド副大統領12%、ラクソン議員11%、ボンボン氏9%と続いた。

 地域別のボンボン氏への支持率はミンダナオ地方が最も高い68%で、首都圏66%、首都圏を除くルソン地域58%、ビサヤ地方53%だった。ロブレド副大統領はビサヤ地方19%、首都圏18%、首都圏を除くルソン地方16%、ミンダナオ地方5%となった。モレノ市長は首都圏13%、首都圏を除くルソン地方12%、ビサヤ、ミンダナオ両地方で8%だった。パッキャオ議員はビサヤ地方16%、ミンダナオ地方15%、首都圏を除くルソン地方3%、首都圏0%とルソン地方で苦戦を強いられている。ラクソン議員も首都圏を除くルソン地方3%、首都圏とミンダナオ地方がともに2%、ビサヤ地方1%に留まった。

 一方、副大統領選ではサラ市長(ボンボン氏ペア)が53%と過半数の支持を得てトップを維持した。次いでソット上院議員(ラクソン議員ペア)24%、パギリナン上院議員(ロブレド副大統領ペア)11%、ウィリー・オン医師(モレノ市長ペア)6%、リト・アティエンザ下院議員(パッキャオ議員ペア)1%となった。

 地域別のサラ市長への支持率はミンダナオ地方で過去最高の82%となり、ビサヤ地方51%、首都圏48%、首都圏を除くルソン地方41%といずれも高く、安定を保った。ソット議員も首都圏を除くルソン地方31%、ビサヤ地方25%、首都圏23%、ミンダナオ地方9%とやや健闘した。パギリナン議員はビサヤ地方18%、首都圏を除くルソン地方12%、首都圏11%、ミンダナオ地方3%。オン医師は首都圏14%、首都圏を除くルソン地方7%、ビサヤ地方4%、ミンダナオ地方3%だった。アティエンザ議員はミンダナオ地方3%、ビサヤ地方1%、首都圏と首都圏を除くルソン地方ともに0%と先行きは苦しい。

 調査は2月18〜23日、全国18歳以上で選挙人登録を済ませた2400人を対象に対面形式で実施された。(岡田薫)

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