ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2002.8.12|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法占拠住宅を撤去
セブ市の違法占拠・潜入者排除チームは二日、同市アラナス・エクステンションB地区の歩道沿いに住み着いていた違法占拠住民の住宅二十八戸を取り壊した。すでに六月十八日までに市当局から退去通告されていた住民は、抵抗しなかった。しかし、数メートル動いただけで道路中央に腰を据えた。
排除チームはハンマー、なた、鉄棒などで違法占拠住民の貧弱な住宅を次々取り壊すと、台所用品のポット、フライパンなどが一面に散らかった。食器を失って住民たちは空腹で過ごすことになった。
占拠者たちは取り壊しを遠巻きにしながら恨めしそうに眺めていたが、長老のエマ・ババウさん(70)は「取り壊しの前に市当局は、適切な時期に事前通告すべきだ」と語った。(7日・ブリティン)