台風ヨランダ(30号)
[ 358字|2014.5.17|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]
政府、公共セクター分の復興予算の大枠を承認。住宅移転事業にはずみ
台風ヨランダ(30号)の被災地復興で、政府は16日、マラカニアン宮殿で閣僚会議を開いた。アキノ大統領は、復興・再建計画の公共セクター分に当たる予算の大枠を承認した。用地確保が難航している住宅移転事業に、弾みがつく可能性がある。
アキノ大統領は、閣僚に雨期入り前に復興事業を加速させるよう指示した。2016年上半期までに1046億ペソ分の事業を実施する予定。今月末に再度、閣僚会議を開き、微調整をし最終的な予算が決定する見通し。
コロマ大統領府報道班長によると、私有地買い上げも考慮した予算の承認で、用地確保が進んでいない住宅移転事業の進展が望めるという。
閣僚会議はこの日午前10時半から午後4時まで開催された。政府は昨年12月、民間・公共セクター合わせ、総額3610億ペソを投じる計画を発表している。